暖かく無関心なホットする人(P君) 648話

 午後8時、リカちゃんとD君は二階から降りて来た。D君はリカちゃんパパに「そろそろ
帰ろうと思います。」と言うと「今日は本当にありがとう。まさかあんなに美味しい
カレーを家で食べられるとは。」「お口に合って何よりです、今度の土曜日にリカちゃん
の新しいタンスを買いますので、また来週の日曜日に来ますが宜しいですか?」
「もちろん、またカレーを作ってくれるよね。」「任せて下さい。」と言って彼は玄関
を出て、インプレッサに乗り込んでエンジンを掛けた。出発してしばらくするとブレーキを掛け、イオンで買った血圧計で今の血圧を測った。すると上が170もあった。「やっぱ
どうしてもリカちゃんパパと話すと上がるよな。しかたない、慣れてくれば段々下がるだろう。普段は上が130ぐらいだから、かなり緊張しているんだな。」と思い、また走りだした。「またTUTAYAで東京タラレバ娘でも読めば、よく眠れるだろう。」
 午後8時15分、彼は「リーダー達がいたからリカちゃんと自然な付き合いが出来た。
それで結婚できる。だからリーダー達には結婚してほしい。」と思いながら漫画コーナー
に行った。そこで、この前の続きを読んだ。
 午後8時40分、彼は店を出て車に乗ってエンジンを掛け、アパートに向かった。
 午後8時55分、彼はアパートに着いた。部屋に入り、また血圧を測ると140まで下がっていた。今日は聖書を読まない日だ。買ったばかりのカレーの本を読んだ。
                                   つづく