暖かく無関心なホットする人(P君) 637話

 午後7時50分、二人を乗せたインプレッサはリカの家の前に着いた。「リカちゃん、
今日一日疲れたでしょう。よく休んでね。」「ディーンこそ、よく休んでね、おやすみ
。」「おやすみ。」D君はUターンして、アパートに向かった。
 午後8時20分、彼はアパートに着いた。部屋に入ると彼は自分に気合いを入れるため
ブラックコーヒーを飲んだ。
 午後8時25分、聖書を読む時間だ。今晩読むのは使徒の働き13章だ。13章でアンテオケ
教会からバルナバとサウロ(パウロ)が聖別され、地中海のキプロス島に宣教のため遣わされた。しかしそこでバルイエスという名の魔術師に出会った。彼は地方総督セルギオ
・パウロのもとにいて、総督が福音を聞くのを妨げた。その事に怒ったパウロは彼が全盲
になるように祈った。すると即、魔術師は全盲になった。この事で魔術師は悔い改め、
信仰に入った。島から出航した一同はぺルガに渡った。そこからピシデアのアンテオケ
に行き、安息日に会堂に入って席に着いたところ、「兄弟たち、あなたがたのうちどなたか、この人達のために奨励の言葉があったら、どうぞお話し下さい。」と言ったので
パウロが立ち上がり、旧約聖書からイエス様の復活に至るまでの福音のメッセージを伝えた。この説教に感動した住民は次の安息日も同じメッセージをしてくれるように頼んだ
。記事などだった。
                                   つづく