暖かく無関心なホットする人(P君) 557話

 9時10分、D君はアパートを出てインプレッサに乗り込んだ。エンジンを掛け、走り出した。車は三丁目のセブンイレブンに向かった。
 9時42分、彼は店に着いた。中に入ると、リカちゃん、ガッキー、ミカちゃんの3人が
仲良くアイスクリームコーナーでペチャクチャ話していた。D君は3人にどう近づいていいのかわからなかった。それほどこの3 人には芸能人のようなオーラがある。もし自分が
リカちゃんの婚約者でなかったら、声を掛けられないだろう。「おはよう、みんな待った
?」「あっ、D太郎おはよう。」リカちゃんは「昨日疲れたでしょう?」と言い、
ミカちゃんは「おはようございます。」と言った。「じゃ、行こうか。」
 車の中で「さっきアイスクリームを見ていたよね。今日の午後の練習が終わったら、
またイオンの31アイスクリームに寄って帰ろう。」とD君が言うと、3人は拍手をして
「マジ、超ラッキー。」と言った。
                                  つづく