暖かく無関心なホットする人(P君) 497話

 午後2時、D君のインプレッサはセブンイレブンに着いた。店に入るとガッキーと
リカちゃんがアイスクリームコーナーで、ペチャクチャ話していた。D君に気が付いた
リカちゃんが「あっ、ディーン」と言うと、ガッキーが振り返り「D太郎もやるね。」
と言った。「こんな二人の近くにいたのに全然、気が付かなかった。いつから付き合いだしたの?」「軽井沢プリンスホテルのスキースノボー大会頃からかな?」「いいなあ、
私にも誰かいい人いないかなあ。」「東京タラレバ娘の漫画を読んで思ったんだけど、30歳以上の女性は男性に条件を付けすぎる。クリスチャンなら条件はクリスチャンで誠実な人だけで十分だと思う。クリスチャン男性は、物足りなく見え、ノンクリスチャン
男性の方が魅力的に見えるかも知れないけど、それは世の中の事をよく知っているだけ、
結婚して見れば分かると思うけど、日曜日に片方は教会に行きたく、片方はタバコでも
吸ってパチンコ屋に行くのって、不幸以外の何物でもないよ。よく恋は盲目っていうよね
。ガッキーにもきっとガッキーにピッタリの人が与えられるよ。」


                                   つづく