暖かく無関心なホットする人(P君) 473話

 「じゃあ、二人の結婚を認めてくれるんですね?」「もちろんだよ。」「ありがとう
ございます。」「家内と毎晩、この事を祈っていたよ。今晩からこの事を祈らなくて
いいね。家には男の子がいないから、君は今日から、この家の息子だよ。結婚する前でもいいから、いつでも好きな時に家に来ていいよ。」
 「リカちゃん、お父さんのお言葉に甘えて結婚するまで、この家にまた来てもいいかな
。この家の雰囲気が気にいっちゃって。それとミカちゃんに結婚の事は、まだ言わないでおいて、まだリーダーにもガッキーにも伝えてないから。」「わかった。」「でも今度の日曜日までに、教会で皆に知れ渡るけど。そろそろ帰る時間だ。おとうさん、おかあさん今日は本当にありがとうございました。」「またいつでも来てね。」
 午後8時30分、D君はインプレッサに乗り込んだ。
                                   つづく