暖かく無関心なホットする人(P君) 470話

 午後6時、「そろそろ夕飯の準備をしますので、テーブルに夕飯の準備ができるまで
すみませんがそちらのソファーに移って下さい。」とリカちゃんの母親が言った。
リカちゃんとミカちゃんは母親の手伝いをしていた。しばらくして準備が出来たようなので、5人は席に着いた。すると今晩のメインディッシュはローストビーフだった。
そういえば以前リカちゃんは僕にローストビーフを食べさせてくれるようなことを話していたことを思い出した。あと、クリームシチューと高そうな見たことないパンといろいろな種類の果物の入った大きな器とアイスクリームだった。こんな御馳走をみたのは久々だ

リカちゃんの父親が夕食の感謝の祈りをした。
みんな嬉しそうに夕食を食べていた。絵に描いたような幸せな家庭というのは、このこと
を言うんだろう。と彼は思った。
                                   つづく