暖かく無関心なホットする人(P君) 468話

 午後4時10分、ミックスジュースは教会の駐車場にいた。D君のインプレッサに
ガッキーとリカ、ミカ姉妹が乗った。イノッチのフィットにリーダーと剛君が乗った。
 午後4時30分、D君の車はリカ、ミカの家に着いた。玄関のドアを開けるとリカ、ミカ
は、「ただいま。」と言った。すると奥から「OOさん、お待ちしていました。」と
リカちゃんの母親が言った。そして「お父さん、OOさんですよ。」と言うと、奥の部屋から「OOさん、お待ちしていました。いつも娘たちを送って下さりありがとうございます。特にリカは朝もセブンイレブンまで迎えて下さり、すみません。」「いいえ、大したことをしていないです。これつまらないものですが。」と言って贈り物を渡した。
「そんな、気を使わなくっていいのに。さ、奥の居間にどうぞ。」D君が奥の居間に入ると、テレビドラマにでも出てくるような、美しい花が沢山ある部屋でピアノが置いてあった。その美しい部屋にリカちゃんは勝っていた。普通は部屋が美しいと、その部屋に住む人が負けるものだがそんなことはなかった。
 「まだ夕食には早いのでケーキでもどうぞ、OOさんはモンブランが好きだとリカから
伺っていますので。」えっ、そんなこと何時リカちゃんから聞いたんだ。とD君は思った

                                   つづく