午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのはヨハネによる福音書6章だ。5つのパンと
2匹の魚で5000人の男を養う奇跡の記事、イエス様が湖の上を歩く奇跡の記事などだった
。この章で彼が気になったのは、最初のパンの奇跡の前にイエス様がピリポに「どこから
パンを買って来て、この人々に食べさせようか。」と言った事は彼を試そうとしたと言う
ことです。まんまとこの話に乗って、ピリポはパンを買うしか方法がない、と思ってしまいました。でもイエス様は御自分では、違う方法で食べさせる方法を知っていました。
ピリポは頭で、「この人々に食べさせるには、成人男性だけで5000人だから女性と子供を入れると多分20000人ぐらいの人がいたとすると、一人2個のパンが必要だとすると、
40000個のパンが必要で、パンが1個あたり100円だとすると40000  X 100 = 4.000.000円
分のパンを買わなければいけないのか？と考え、そんなこと不可能だ。」と思ったのでは
ないでしょうか。これは常識人の考え方でした。でも神様の方法は人間には理解できない
方法でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく