暖かく無関心なホットする人(P君) 404話

 午後3時10分、D君が言った。「そろそろ店を出ようか?」「うん、そうだね。」
「前は良くこの辺で夕食を食べて、家に電話して冷や冷やしてたけど、最近はどう。」
「それが最近ちゃんと夕食までに家に帰っているから、付き合っている人とダメになったんじゃないかと思っているらしく、変な気を使ってるみたい。」「なるほど、でも僕たち
の計画は上手く行ってるみたいだね。もうしばらくの辛抱だからね。」「うん、そうだね
。」「まだ午後3時20分だけど、どこか行きたい所あるかな。」「この間の楽器屋に行きたい。」「わかった。」彼らは楽器屋に入った。そこでしばらく色々な楽器を見ていた。
それから「他に行きたい店あるかな?」と言うと「ただ目的もなくブラブラしてるのって
楽しい。」
 午後4時、「そろそろ車に乗ろうか?」「そうだね。」
 午後4時10分、彼らの乗ったインプレッサはリカの家に向かった。
 午後5時、車はリカの家の近くに来て、そこで彼女は降りた。「じゃあ、リカちゃん
また明日。」とD君は言った。
                                  つづく