暖かく無関心なホッとする人(P君)5801話

19:12 D君(そもそも僕がなぜ11月23日に津田牧師に挨拶に行こうとしたのには訳が

あります。 その日でなければならない理由が。 それは津田牧師が新しい牧師として、

この街に来たのが11月上旬。 まだ来たばかりなので、どこに何があるかわからないことだらけなので、彼の心の中は不安でいっぱいだったと思う。 これは先に述べた、これから

クリスマスが来るのに、その日を一緒に過ごしてくれる恋人がいない人に似ている。

が、12月に入れば礼拝が始まってしまう。 誰も助けてくれる人が(信徒が)いない不安の

そんな中で、彼は以前牧会した教会(35歳ぐらいだから1つや2つあるだろう。 それらの

教会で経験した教会システムを、そっくりそのままコピーして持ってくるだろう。そうなると彼は教会組織の中心として、先生として君臨してしまう。なので不安で誰かにすがりたい

今が、「マタイによる福音書23章による宗教改革」をはじめる絶好の機会だ。(1517年

10/31のルターによる宗教改革はルター以前にもカトリック教会の現状を見て、「これはひどい、何とかしなければ。」と思った人がいたかも知れないが、司祭自身がそれで収入を

得ていたので、何も口をはさめなかった。でもルターは違った。彼はクビを覚悟で
カトリック教会の悪い習慣を暴露した。だから彼は出来た。
 だから僕も誰が何と言おうと、牧師らは司祭と同じで教会で行われていることが、聖書に
反していても「それが伝統だから。」の一言で聖書に書かれていることを無視している。
「ではお聞きしたい事があります。伝統で行われていることが聖書に反していても、伝統を
守る方が大事何ですか?」と。
 僕は11月23日に牧師館で、不安に感じて信徒の誰かにすがりたい津田牧師と対面した。
すぐ応接間に通され、コーヒーとクッキーのおもてなしを受けた。自分としてはすぐにでも
本題の「マタイによる福音書23章問題」を持ち出したかったが、「今はまだ早い。」と
言われているので、話題を教会クリスマスにした。「毎年10月頃からクリスマスの準備を
青年会では行い始めますが、今年は12月から再スタートなので時間があまりないです。
ですが12月初旬には「教会クリスマスの案内」を印刷したクリスマスカードを教会の近所
に配りたいと思います。なにしろクリスマスは一年で最高の伝道のチャンスですから。」


                                    つづく