暖かく無関心なホッとする人(P君)5756話

8/1(月)6:10 D君は先週の土曜日の続き、創世記43-26から読み始めた。


 ヨセフが家に帰って来たとき、彼らは持って来た贈り物を家に持ち込み、地に伏して彼を拝んだ。ヨセフは彼らの安否を問うて言った。「おまえらが先に話していた、おまえらの年老いた父親は元気か?まだ生きているのか?」彼らは答えた。「あなたのしもべ、私たちの父は元気で、まだ生きております。」そして、彼らはひざまずいて伏し拝んだ。ヨセフは目を上げ、同じ母の子である弟のベニヤミンを見て言った。「これがおまえらが先に話した末の弟か?」そして言った。「わが子よ。神があなたを恵まれるように。」ヨセフは弟なつかしさに胸が熱くなり、泣きたくなって、急いで奥の部屋に入って行って、そこで泣いた。
やがて、彼は顔を洗って出て来た。そして自分を制して、「食事を出せ。」と言いつけた。
それでヨセフにはヨセフにだけ、彼らには彼らにだけ、ヨセフと食事を共にするエジプト人
にはその者にだけ、それぞれ別に食事を出した。エジプト人はヘブル人とは一緒に食事ができなかったからである。それはエジプト人の忌み嫌うところであった。彼らはヨセフの指図
によって、年長者は年長の座に、年下の者は年下の座に座らされたので、この人たちは互いに驚き合った。また、ヨセフの食卓から、彼らに分け前が分けられ、ベニヤミンの分け前は
ほかの誰の分け前よりも五倍も多かった。彼らはヨセフと共に酒を飲み、酔い心地になった

                                    つづく