暖かく無関心なホッとする人(P君)5663話

9:50 創世記27-34~ エサウは父の言葉を聞くと、大声で泣き叫び、酷く痛み悲しんで父に言った。「私を、お父さん、私も祝福してください。」父は言った。「お前の弟が来て、
騙したのだ。そしてお前の祝福を横取りしてしまったのだ。」エサウは言った。「彼の名が
ヤコブ(ヘブル語で、かかとをつかむ者=人を出し抜く者という意味。ヤコブは双子の兄
エサウのかかとをつかんで産まれた。)というのも、このためか。二度までも私を押しのけてしまって。私の長子の権利を奪い取り、今また、私の祝福を奪い取ってしまった。」また
言った。「あなたは私のために祝福を残してはおかれなかったのですか?」イサクは答えてエサウに言った。「ああ、私は彼をお前の主とし、彼のすべての兄弟を、しもべとして彼に与えた。また穀物と新しい葡萄酒で彼を養うようにした。それでわが子よ。お前のために、
私はいったい何ができようか。」エサウは父に言った。「お父さん、祝福は一つしかない
のですか?お父さん。私を、私をも祝福してください。」エサウは声を上げて泣いた。
父イサクは答えて彼に言った。「見よ。お前の住む所では、
               地は肥えることなく、
               上からの天の露もない。
               お前は己の剣によって生き、
               お前の弟に仕えることになる。
               お前が奮い立つならば、
               お前は彼のくびきを
               自分の首から解き捨てるであろう。」


                                     つづく