暖かく無関心なホッとする人(P君)5124話

15:30 D君 (「逃げるが勝ち。」とよく言うが、機嫌の悪い人に遭遇したら(顔色が暗い
人は機嫌が悪いとすぐわかる。)何も言わないで、姿をくらますに限る。なんでそんなことを言うかと言うと、同じ会社の上司に嫌な上司がいる。テレワークで毎日顔を合わさないといけないが、いつも暗い顔をしている。(鬱っぽい、できれば顔を合わせたくない。)ーーーーどうしてそうなのか少し考えてみた?ーーーー思いついたのは、彼の息子は知的障害を
負っているらしく、そのことが常時頭から離れないので、そのことがあるからなのだろう。
ーーーーと同時に「人の不幸は蜜の味。」の格言も思い出した。ーーーーどうやらこの二つは関係があるような気がする。「人の不幸は蜜の味。」と思う人は性格がひねくれている。
その人は他人の幸せを素直に喜ぶのでなく、いつも自分の置かれた状況と、その人の置かれた状況を比較しているので、素直に喜べない。幸せには二種類あると思う。それは自分の事
を忘れ、他人の喜びを自分の事のように喜ぶ人と、「相対的幸せ。」この人は自分の置かれた状況と対象する相手の置かれた状況を比較して、自分より相手の人が不幸な場合のみ幸福
だと思う。なのでそれが見つからない場合は、相手の自分より不幸な面を見つけるか、不幸な状況におとしめる。これは明らかに悪だ。ーーーなのでそうされないよう「逃げるが勝ち
」なのだろう。ーーーー会社以外にもそんな人がいたが、やはりその人も知的障害をもつ
息子がいた。彼らは可哀そうだとは思うが、彼らのストレスを関係ない人にぶつけるのは
やめてもらいたい。こっちは何も悪いことをしていないのだから。
                                     つづく