暖かく無関心なホッとする人(P君)5078話

8/17(火)7:35 D君(最近どういうわけかわからないけど?高校生の頃よく聴いた、
ビートルズのジョージハリスンのことを考えている。昔はジョンとポールの方が目立っていたので、関心がほとんどなかった。だが、今改めて調べてみると様々なことがわかってきた
。ーーーービートルズがあれだけの人気を持っていたのは、縁の下の力持ちジョージ・ハリスンの存在が大きい。ジョンとポールだけなら、ただの人気バンドで短命だったと思う。
ーーーージョージがいたことで、何をビートルズにもたらしたか?調べてみるとーーーー
初期のビートルズサウンドに12弦ギターを導入し、人気を決定づけた。ーーーーまた中期
にはインド楽器を導入した。アルバムのほとんどがジョンとポールの曲で、ジョージは発表したくてもアルバムの中で、2曲だけと決まっていたらしい。そんなわけでジョージの作った曲が貯まった。(これらの曲はビートルズ解散後、ソロアルバム「All things must pass」
(3枚組)で発表される。そのクオリティーは極めて高い。ある人は「アビーロード」の
アルバムのあとにビートルズがアルバムを出したなら。半分以上がジョージの曲になっていただろう。」と言った。それだけの実力がありながら彼はどうして黙っていたのだろう?
ーーーーそれは彼の性格に合ったと思う。彼は4人兄弟の末っ子でA型だった。家の中では
年上の兄弟たちの下で、素直に上の兄弟たちの言うことを聞いていた。(ちなみにビートルズではジョンとリンゴがジョージの3歳年上、ポールは2歳年上、ここでも末っ子だった。
なのでビートルズでも、兄たちの言いなりだった。ーーーー極めつけはエリッククラプトン
に妻パティ・ボイドを寝取られたにもかかわらず、平和的に身を引いたのはそうするのしかないと思っていた彼の性格だったんだろう。ーーーーまたビートルズにはジョンとポール
という二大巨頭がいた。もしジョンとポールだけなら、意見が衝突しあって、早急に解散
していただろうが、その間にジョージという歯車が割り込んできて、ジョンとポールの間の
葛藤を和らげただろう。ジョージはクルマのトランスミッションのような存在だった。


                                      つづく