暖かく無関心なホッとする人(P君)5014話

9:35 D君は教会の礼拝に出席する代わりに、小説を書くことにした。


    「正樹ノンフィクションの書物、聖書に衝撃を受ける。」12話


 正樹はルカによる福音書2-21から読み始めた。   八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名で
ある。 さて、モーセの律法による彼らの清めの期間が満ちたとき、両親は幼子を主に捧げるために、エルサレムへ連れて行った。  それは主の律法に「母の胎を開く男子の初子は
、すべて、主に聖別された者と呼ばれなければならない。」と書いてあるとおりであった。
また、主の律法に「山鳩一つがい、または、家鳩のひな二羽。」と定められたところに従って犠牲を捧げるためであった。そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は
正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上に留まっておられた。また、主のキリストを見るまでは、決して死なないと、聖霊のお告げを受けていた。彼が御霊に感じて宮に入ると、幼子イエスを連れた両親が、その子のために律法の
慣習を守るために、入って来た。すると、シメオンは幼子を抱き、神をほめたたえて言った
。「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。私の目があなたの御救いを見たからです。御救いはあなたが万民の前に備えられた
もので、異邦人を照らす掲示の光、御民イスラエルの光栄です。」父と母は、幼子について
いろいろ語られる事に驚いた。また、シメオンは両親を祝福し、母マリヤに言った。
「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人が倒れ、また、反対を受けるしるしとして
定められています。剣があなたの心さえも刺し貫くでしょう。」それは多くの人の心の思い
が現れるためです。」また、アセル族のパヌエルの娘で女預言者のアンナという人がいた。
この人は非常に年をとっていた。処女の時代のあと七年間、夫と共に住み、その後やもめに
なり、八十四歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた。ちょうどこのとき彼女もそこにいて、神に感謝を捧げ、そして、エルサレムの贖い
を待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った。
                                     つづく