暖かく無関心なホッとする人(P君)4963話

9:45 D君は教会の礼拝に出席する代わりに、小説を書くことにした。


    「正樹、ノンフィクションの書物、聖書に衝撃を受ける。」9話


 正樹はルカによる福音書1-67から読み始めた。    さて父ザカリヤは、聖霊に満たされて、預言して言った。「ほめたたえよ。イスラエルの神である主を。主はその民を顧みて、贖いをなし、救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に立てられた。古くから
、その聖なる予言者たちの口を通して、主が話してくださったとおりに。この救いはわれらの敵からの、すべてわれらを憎む者の手からの救いである。主はわれらの父祖たちに憐みを
施し、その聖なる契約を、われらの父アブラハムに誓われた誓いを覚えて、われらを敵の手
から救い出し、われらの生涯のすべての日に、きよく、正しく、恐れなく、主の御前に仕えることを許される。幼子よ。あなたもまた、いと高き方の預言者と呼ばれよう。主の御前に
先だって行き、その道を備え、神の民に、罪の赦しによる救いの知識を与えるためである。
これはわれらの神の深い憐みによる。その憐みにより、日の出がいと高き所からわれらを
訪れ、暗黒と死の影にすわる者たちを照らし、われらの足を平和の道に導く。」
 さて、幼子は成長し、その霊は強くなり、イスラエルの民の前に公に出現する日まで荒野
にいた。
                                     つづく