暖かく無関心なホッとする人(P君)4952話

19:45 D君(ふと思った。「結果オーライ」「結果良ければすべてよし」とよく言う。
だから最初約束したことと違っても結果さえよければその方がずっと良い。小池都知事は
はじめ選挙公約として「東京オリンピック開催」を都民に約束した。もし頭の固い別の人が
都知事だったら(最初、東京都にオリンピックを誘致したのは石原都知事だった。)だから
小池都知事はそんなに東京オリンピックに、思い入れはないと思う。だからフットワークが軽い。約束した通りの事を行なうことが必ずしも正解とは限らない。例えば、ここにある人とある場所で、B子とデートの約束をしたA君という青年がクルマで出かけた。待ち合わせ時間は午前11時。こうして彼は車で出かけた。------しかし、途中で誰かにひき逃げ
されたのだろうか?潰された自転車と、その横に小学生らしい男の子が血を流して倒れていた。A君はすぐクルマを止め、スマホで救急車を呼んだ。----それから3分ぐらいして、
救急車が到着し、その子を乗せ走り去った。----しばらく放心状態だったA君は、もし
発見が遅かったらあの子はどうなっていただろう?と考えていた。----それから、ふと
腕時計を見ると、時間は11時20分だった。A君は思い出した。「そうだB子と11時にあそこで待ち合わせをしたんだ。早く連絡しないと。」と思い彼はスマホで電話した。----
 これは最初の約束を守らなくても、正解の典型的な場合だと思う。それなのに、途中で
ひき逃げされた人を見ても、彼を助けていたら待ち合わせ時間に間に合わない。と思い、
クルマを止めないで走り去り、あとから来るクルマにそのことを託したとしたら、それは
不正解。小池都知事が東京都にオリンピックを行なわなくても、コロナ危機という犠牲者
が出て来た以上、犠牲者をほったらかして、約束どおり東京オリンピックを行なうことは
不正解。彼女はそんなにバカじゃない。対して、犠牲者を無視して、その横を車で走り去る
IOCバッカ会長はじめ、東京オリンピック組織委員会、自民党は不正解をしようとしている

                                     つづく