14:05　D君は午後、小説を書くことにした。

　「正樹、初めて教会に行く（クロスロード）」110話

　正樹は昨日に続いてヨハネによる福音書19-1から読み始めた。　　　そこで、ピラトは
イエスを捕えて、ムチ打ちにしたまた。また、兵士たちは茨で冠を編んで、イエスの頭に
かぶらせ、紫色の着物を着せた。彼らはイエスに近寄っては「ユダヤ人の王さま。万歳。」
と言い、またイエスの顔を平手で打った。ピラトは、もう一度外に出て来て、彼らに言った
。「よく聞きなさい。あなたがたのところにあの人を連れて来ます。あの人に何の罪も見られないということを、あなたがたに知らせるためです。」それでイエスは、茨の冠と紫色の
着物を着けて、出て来られた。するとピラトは彼らに「さあ、この人です。」と言った。
祭司長たちや役人たちはイエスを見ると激しく叫んで「十字架につけろ！十字架につけろ！
」と言った。ピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、十字架につけなさい。私はこの人には罪を認めません。」ユダヤ人たちは彼に答えた。「私たちには律法があります。この人は自分を神の子としたのですから、律法によれば、死に当たります。」
ピラトは、この言葉を聞くと、ますます恐れた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく