暖かく無関心なホッとする人(P君)4468話

14:10 D君は午前中に会社の仕事をテレワークで終えたので、午後は小説を書き始めた。


    「正樹、初めて教会に行く(クロスロード)」64話


 正樹は昨日に続いてヨハネによる福音書9-13から読み始めた。    彼らは前に盲目であったその人を、パリサイ人たちのところに連れて行った。ところで、イエスが泥を作って
彼の目を開けられたのは、安息日であった。こういうわけでもう一度、パリサイ人も彼に、
どのようにして見えるようになったかを尋ねた。彼は言った。「あの方が私の目に泥を塗ってくださって私が洗いました。私は今、見えるのです。」するとパリサイ人の中のある人々
が、「その人は神から出たのではない。安息日を守らないからだ。」と言った。しかし、他の者は言った。「罪人である者に、どうしてこのようなしるしを行なうことができよう。」そして彼らの間に分裂が起こった。そこで彼らはもう一度盲人に言った。「あの人が目を開けてくれたことで、あの人を何だと思っているのか?」彼は言った。「あの方は預言者です
。」しかしユダヤ人たちは、目が見えるようになったこの人について、彼が盲目であったが
見えるようになったということを信ぜず、ついにその両親を呼び出して尋ねて言った。「
この人はあなたがたの息子で、生まれつき盲目だったとあなたがたが言っている人ですか?
」そこで両親は答えた。「私たちはこれが私たちの息子で、生まれつき盲目だったことを
知っています。しかし、どのようにして今見えるのかは知りません。また、誰があれの目を
開けたのか知りません。あれに聞いてください。あれはもう大人です。自分のことは自分で
話すでしょう。」彼の両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れたからであった。すでに
ユダヤ人たちはイエスをキリストであると告白する者があれば、その者を会堂から追放すると決めていたからである。そのために彼の両親は、「あれはもう大人です。あれに聞いてください。」と言ったのである。
                                    つづく