暖かく無関心なホッとする人(P君)4300話

8:35    「正樹の一人クリスマス(クロスロード)」第106話


 正樹は続けてマタイによる福音書27-45から読み出した。   さて、12時から、全地が暗くなって、3時まで続いた。3時ごろイエスは大声で「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」
と叫ばれた。これは「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか?」
という意味である。すると、それを聞いて、そこに立っていた人々のうち、ある人たちは
「この人はエリヤを呼んでいる。」と言った。また、彼らの一人がすぐ走って行って、海綿
を取り、それに酸い葡萄酒を含ませて、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。
ほかの者たちは「私たちはエリヤが助けに来るかどうか見ることとしよう。」と言った。
そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。すると、見よ。神殿の幕が
上から下まで真っ二つに裂けた。(これは律法では、それまで動物の犠牲の死でしか、人の罪の赦しがなかったが、イエスさまの犠牲の死によって、「その死の犠牲は自分の罪の身代わりだった。」ことを信じる人に罪の赦しが与えられた。ので神様が天(上)からその契約
の印、神殿の幕を裂いたから。(下からでなく、上から(天から)というところに、重要な
意味がある。)また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちの体が生き返った。(当時の
イスラエルは土葬だった。)そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都に入って
多くの人に現れた。百人隊長および彼と一緒にイエスの見張りをしていた人々は、地震や
いろいろな出来事を見て、非常な恐れを感じ、「この人はまことに神の子であった。」と
言った。そこには遠くから眺めている女たちが沢山いた。イエスに仕えてガリラヤから
ついて来た女たちであった。その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ
、ゼベダイの子ら(12弟子のヤコブとヨハネ)の母がいた。
                                    つづく