暖かく無関心なホッとする人(P君)4283話

12:35    「正樹の一人クリスマス(クロスロード)」第92話


 正樹は続けてマタイによる福音書25-31から読み出した。    人の子が、その栄光を
帯びて、すべての御使いたちを伴って来るとき、人の子はその栄光の位に着きます。そして
すべての国々の民が、その御前に集められます。彼は羊飼いが羊と山羊とを分けるように、
彼らをより分け、羊を自分の右に、山羊を左に置きます。そうして王はその右にいる者たちに言います。「さあ、わたしの父に祝福された人たち。世の初めから、あなたがたのために備えられた御国を継ぎなさい。あなたがたは、わたしが空腹であった時、わたしに食べ物
を与え、私が渇いているとき私に飲ませ、わたしが旅人であったとき私に宿を貸し、私が裸
のとき、わたしに着る物を与え、わたしが病気ををした時わたしを見舞い、私が牢にいた時
私を訪ねてくれたからです。」すると、その正しい人たちは答えて言います。「主よ。いつ
、私たちはあなたが空腹なのを見て食べる物を差し上げ、渇いておられるのを見て飲ませ
ましたか?いつ、あなたが旅をしておられるときに泊まらせてあげ、裸なのを見て着る物
を差し上げましたか?また、いつ、私たちは、あなたのご病気やあなたが牢におられるのを
見て、訪ねましたか?」すると王は彼らに答えて言います。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」
 それから王はまた、その左にいる者たちに言いました。「呪われた者ども。私から離れて
、悪魔とその使いたちのために用意された永遠の火に入れ。お前たちは私が空腹であった時
、食べる物をくれず、渇いていたときにも飲ませず、私が旅人であったときにも泊まらせず
、裸であった時にも着る物をくれす、病気の時や牢にいた時にも訪ねてくれなかった。」
そのとき彼らに答えて言います。「まことに、お前たちに告げます。お前たちが、この最も
小さい者たちの一人にしなかったのは、わたしにしなかったのです。」
こうして、この人たちは永遠の刑罰に入り、正しい人たちは永遠の命に入るのです。」


                                    つづく