暖かく無関心なホッとする人(P君)4273話

10:45    「正樹の一人クリスマス(クロスロード)」第84話


 正樹は続けてマタイによる福音書22-34から読み出した。   しかしパリサイ人達は、イエスがサドカイ人たちを黙らせたと聞いて一緒に集まった。そして彼らのうちの一人の
律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、大切な戒めはどれ
ですか?」そこでイエスは彼に言われた。「「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして
、あなたの神である主を愛せよ。」これが大切な第一の戒めです。「あなたの隣人をあなた
自身のように愛せよ。」という第二の戒めも、それと同じように大切です。律法全体と
預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」   
 パリサイ人達が集まっている時に、イエスは彼らに尋ねて言われた。「あなたがたは
キリストについてどう思いますか?彼は誰の子ですか?」彼らはイエスに言った。「ダビデの子です。」イエスは彼らに言われた。「それでは、どうしてダビデは御霊によって、彼を
主と呼び、「主(父なる神様)は私の主(御子キリスト)に言われた。わたしがあなたの敵
をあなたの足の下に従わせるまでは、わたしの右の座に着いていなさい。」」と言っている
のですか?ダビデがキリストを主と呼んでいるのなら、どうして彼はダビデの子なのでしょう?」それで誰もイエスに一言も答えることができなかった。また、その日以来もはや誰も
イエスにあえて質問する者はなかった。


(パリサイ人達は単純に主は一人だと思っていたが、イエスはそうでなく主は父なる神様と
子なる神様(御子キリスト)が居ることを彼らにダビデのことを通して教えた。パリサイ人
達はそれを聞いて、言い返すことが出来なかった。イエスの聖書知識に恐れたと思う。)


                                     つづく