暖かく無関心なホットする人(P君) 178話

 D君は聞いた。「リカちゃんのママ、何て言ってた。」「これから準備するから大丈夫
だって。でもこれからずっと土曜日の夕食を外で食べてたら、誰と食べてたのって聞く
と思う。」「そうだよね。この際ハッキリさせた方がいいのかな?」「でもうちの親は
結婚相手はクリスチャンじゃなきゃいけない、って口が酸っぱくなるほど言っている、コーチは良い人だって知っているけど、まだ正式なクリスチャンじゃないから、両親は
コーチと付き合っていることを心から喜べない。」その時、料理が運ばれてきた。
 D君は、リカちゃんが自分を結婚相手として見てくれていることが信じられなかった。
これは、もし自分がクリスチャンだったら、両親は二人が付き合っていることを心から喜べると言う事だ。つまり、遠回しに逆プロポーズしてきた。ということだ。もうすこし
付き合ったら、こちらからプロポーズしようと思っていたが、リカちゃんは、このままずるずる曖昧に付き合いたくないということだろう。付き合うのはもう十分、私はコーチ
のプロポーズを待ってるよ、OKするよ。と言っているようなものだ。どのくらい付き合ったらプロポーズできるというルールもない。それにしても突然だ。でもその方がいいかも、福山雅治は彼女と付き合っていることを誰にも知らせなかった。突然、結婚報告をした。でもまず、洗礼を受けて正式なクリスチャンになろう、それからリカちゃんに
プロポーズしよう。
                                  つづく