暖かく無関心なホッとする人(P君)3926話

15:15 D君は仕事が一段落したので、これからは小説の続きを書こうと思った。


 「正樹の一人クリスマス(クロスロード)」第6話


 正樹は喉が渇いたので、アパート近くにある自動販売機のところに向かった。----
何時ものようにお気に入りのHOTの缶コーヒーを買おうとした。よくボタンを見ていなかったせいか、すぐ横にあるメロンソーダのボタンを押してしまった。ガチャ(昨日の晩遅くまでインターネットでクリスマスの起源を調べていたせいか、寝不足でよく見ないで押したせいだ。)そう思いながらも、アパートの自分の部屋に帰った。--------
 部屋に入ると、さっき買ってきたメロンクリームソーダ500ml のペットボトルのふたを開け、ゴクゴク飲んだ。なかなかうまい。(普通なら絶対選ばない。けど買った以上は飲まないともったいない。これも何かの運命なのかな?などと考えながら飲んでいた。)
 彼は昨晩遅く、クリスマスの本当の時期を知って「世の中の大多数の人は12/25がイエス
・キリストの誕生日と思っている(クリスチャンでもこの事実を知っている人は少ないだろう。)が自分はこの事実に気づいてしまった。でもそのせいで馬鹿なローマ皇帝が自分勝手にクリスマスの日付を決めたなんてバカバカしいにもほどがある。そんなバカげた日の
過ごし方で一喜一憂するのも同類の馬鹿だ。----これでクリスマスに彼女がいるか?
いないか?などというくだらない呪縛から解放された。意外とキリスト教というのは面白い
かもしれない。よしこの際、徹底的にイエス・キリストの事を調べてみよう。
                                    つづく