暖かく無関心なホットする人(P君) 176話

 午後4時30分、彼らはケーキ屋通りをブラブラ歩いた。「リカちゃんは暇な日は何を
してるの?」「えーと、よくガッキーと洋服屋に行ったりしてるね。」「最近の土曜日、
一緒に行動しないこと、何か変だな、と思ってない。」「それはない。ガッキーも私が
いい歳してべったりしているのに困っているんじゃない。だって日曜学校時代から一緒
だから、もう20年ぐらいの付き合いだよ。」「それよりコーチはどうしてるの?」「僕は友達が結婚するまでは、スキースノボーやバーベキューのようなアウトドアが好きだった。リア充はアウトドアだよ。だから、できるだけ人に会うようにしているよ。そうすればいろいろな人に会うよ。それでRGRと出会えたよ。宝石は何処に在るか知ってる?
大抵、岩や河原の石の中に混じっているよ。それは出かけていかなければ見つからない。
向こうから宝石が来るなんてことあり得ない。それで教会と言う岩山に出かけたら、
RGRという宝石を見つけた。リカちゃんは宝石だよ。」
                                   つづく