暖かく無関心なホッとする人(P君)3846話

10/30(金)7:25 D君は何時ものように朝食後パソコンを開いた。(「無事これ名馬」、
「地雷を踏む」、「蟻のように生きる」、そして昨日TVで見た、ある俳優の言った言葉
「僕はいつも2位を狙います、というのは僕は次男で兄がいます。ゲームとかで僕が勝つと
兄はブちぎれます。」、これらの言葉には何か共通点があると思った。--------
考えてみたら、全部周囲の人たちと波風を立てないようにする処世術みたいなものがあると思う。まず「無事これ名馬」たとえあまり早く走れなくても、病気やケガをしない馬は
目立たないけど名馬と言うこと。これを人間に当てはめてみると、勉強や仕事はあまりできない人は目立たなくても、体や精神的な病気にならない人は皆にある程度頼りにされる。
(このある程度というのが重要。野球のバッターに例えると打率2割5分ぐらい、決して3割を狙おうと思わない。)次に「地雷を踏む」。相手のことをよく知らないと、決して話してはいけないことを相手に聞いてしまうことがある。相手の個人情報は地雷そのものだから
近づいてはならない。なんでそのことが関係性があるのか?----それは自分の周囲の
人にはみんな地雷を持っている、が親しくなりすぎるといつの間にかその人に近づきすぎ
、その人の地雷にも近づき、いつの間にか「ドカーン!!」と爆発する。そうなってしまったらもう取り返しがつかない。だからどんなに親しくなっても、ある程度人とは心理的距離
を取らないとマズい。これは「無事これ名馬」と関係があると思う。「無事これ名馬」な馬は100%の力は出さない、いつも7割ぐらいで満足する。人間関係も相手のことを全部知ろうとするのではなく。その人が話す7割ぐらいの世間話で満足する。こうすれば相手の人も
「暖かく無関心なホッとする人」だと思って安心して付き合ってくれると思う。
次の「蟻のように生きる」だけど、アリは目立たない。用事があるときだけ地上に現われ
普段は地下にいる。人間も最小限の必要な発言しかしなければ、他人の個人情報を聞くこと
はない。最後の俳優の話はよかった。日ごろから何となく感じていた先の3つのことを
クリーンに結び付けてくれた。彼の様に日ごろからなんでも2位(いいかげんと言えばそれまでだが、1位を狙うといろいろとリスクがある。2位だったらそんなに皆に憎まれることも
ない。とにかく完全を目指すと危険だ。2位で満足するのがGOOD !


                                                                    つづく