暖かく無関心なホッとする人(P君)3816話

10/17(土)8:15 D君は朝食後パソコンを開いた。(自分がアリになったことを想像してみた。身長はたったの5mm。もないかもしれない。もし人間に近づいたらいちころだ。
人間は自分をつぶそうと思っていなくても、人間が歩くだけで足でつぶされるかもしれない
。いったん地下の住居に隠れて、食物の匂いがするまでここに居よう。--------
 食卓のテーブルの上から食物の甘い匂いがしてきた。これは砂糖の匂いだ。人間は食後で
もう食卓にはいないみたいだ。よし仲間に連絡して砂糖粒を取りに行こう。----彼は
隣の家にいる親友のB君の家を訪ねた。「やあ!元気?実はさっきから上にある人間の住宅
の食卓から、砂糖の甘い匂いがしてきたんだ。もう食後で人間はいないみたいだから、一緒に取りにいかない?」----「えっ、そうなの。ありがとういい知らせを。」と言ったかどうか知らないが一緒に取りに行くことにした。----------------地下の住宅を出た2匹のアリは真上にある住宅の土台の上にある材木に沿って、砂糖の匂いのする
台所の方角に向かった。(人間の住宅の下は真っ暗だけど、匂いだけでその方角に行ける)
 こうして2匹のアリは住宅の食堂の真下に来た。そこから上に上がり木製のフローリング
の隙間から食堂に入ることに成功した。----そこから食卓のテーブルの木製の足に
上り、やっとテーブルの上についた。食後の食器のかたずけはまだ終わっていないみたいだ
。2匹のアリは甘い砂糖の匂いのする白いお皿の上に来た。彼らはお皿の上にあるジャムの
付いたスプーンを見つけた。「なるほどね。このスプーンについた残りのジャムが原因だったんだ。どうする?ふたりじゃ運べないからB君、近所のみんなを呼んできてくれる?」
「OK、わかった。」
                                    つづく