暖かく無関心なホットする人(P君) 155話

 午後3時、彼らRGRDはスターバックス前に集合した。店に入ると窓側の席に着いた。
D君は、この店のコーヒーが好きだった。豆を多く使っているせいか、味が濃い。
RGRDはそれぞれ自分の好きな飲み物を注文した。D君はこの関係が好きだった。
それぞれの人が自分の個性を生かし、自分を主張できるが、関係は壊れない。会社だったら上司の指示には、自分がどう思っていても従うしかない。昔見た映画「踊る大捜査線
」で青島(織田裕二)が「俺たちに上司はいない。みんな仲間だ。」と言っていたのを思い出した。そうだ、このRGRDもそれに似ている。みんな自己主張できる。それは皆が
RGRDのことを思ってのことだ、僕たちは一つのチームだ。リーダーは前、話していた
「教会は一人の体のようなもので、手、足、目、耳、口、鼻、他と様々な違う働きがある
器官がありますが、みんな必要です。自己主張しなければ体のどこかに不調が生じ、病気
になってしまいます。」と言っていたのを思い出した。みんな個性を出していいんだ。
自分を抑えなくていいんだ。自が出せるんだ。無理しなくていいんだ。だから、みんなといると居心地がよくてホットできるんだ。とD君は思った。
                                  つづく