16：10　D君はヨハネの黙示録6-10から続けて読み始めた。
イエス・キリストが第4の封印を解いたとき、ヨハネは第4の生き物が「来なさい。」と
言うのを聞いた。彼は青ざめた馬を見た。これに乗っている者は死と言い。そのあとには
ハデスが付き従っていた。(ハデスとは死者が行く国。）彼らに地上の1/4を剣とききんと
死病と地上の獣によって殺す権威が与えられた。
　イエス・キリストが第5の封印を解いたとき、ヨハネは神の言葉と自分たちが立てた証のために殺された人々の魂が祭壇の下にいるのを見た。彼らは大声で叫んで言った。
「聖なる真実な主よ！　いつまで裁きを行わず、地に住む者たちに私たちの血の復讐を
なさらないのですか！！」すると、彼らの一人一人に白い衣が与えられた。そして主は
彼らに「あなたがたと同じしもべ、また兄弟達で、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい。」と言った。
　イエス・キリストが第6の封印を解いたとき大地震が起き、太陽は毛の荒布のように
黒くなり、月の全面が血のようになった。そして天の星は地上に落ちた。それはイチジク
の熟した実が大風に揺られて、青い実を落とすようだった。天は巻物が巻かれるように
消えて無くなり、全ての山や島はその場所から移された。
　地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人が、ほら穴と洞窟
の岩間に隠れ、山に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にある方の
御顔と小羊（イエス・キリスト）の怒りとから、私たちをかくまってくれ。御怒りの大い
なる日が来たのだ。誰がそれに耐えられよう。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく