暖かく無関心なホッとする人(P君)3600話

15:30 D君は1-4から読みだした。(このアジアというのは、当時のギリシャのある地方を指している。その7つの教会に向かってヨハネが書いた手紙がこの黙示録。聖書の他の
手紙と違うところは、ペテロの手紙なら著者はペテロ、コリント人への手紙なら著者は
パウロ。でもこのヨハネの黙示録は著者は父なる神様。それを御子イエス・キリストに
知らせ、それを映像にしてパトモスという島に流刑にさせられていた12弟子のヨハネに
見せられた。これは世の終わりの未来に起こった映像を神様が撮影したものを過去にいる
ヨハネに見せたもの。だからヨハネにはその時代にあるものでしか説明できない。それと
これは大事なことだが、ヨハネのいた時代背景はローマ帝国がイスラエルを支配していた時代。ローマ帝国はその当時キリスト教国ではなかった。福音書を読んでわかるように、
ローマ帝国は無罪のイエス様を十字架刑で殺害した。ヨハネ以外の弟子はイエス様を裏切った。後に悔い改めたが、ローマ帝国はキリスト教徒へ迫害し続けた。12弟子のひとり
ヨハネも捕らえられたが、殺害されずパトモスという島に流刑された。その島でヨハネは
ローマ帝国の監視下に置かれていた。ヨハネはアジア地方にある7つの教会にこのヨハネの黙示録の手紙を書いたが、送る前にローマ帝国政府に手紙の内容を読まれてしまった。
(検閲)というのも、もしローマ帝国政府に反逆するような内容だったら、その教会に渡すわけにはいかない。それで小羊(イエス・キリスト)とか獣(反キリスト)とか書いて、
わざとわかりにくくした。それを読んだローマ帝国政府の役人は理解できない。
それですんなりその手紙は郵便物として7つの教会に送り届けられた。
その7つの教会のクリスチャンにはその手紙が理解できた。つまりヨハネの黙示録は
暗号で書かれてあり、しかもヨハネの時代にあったもので例えられているから、
理解しにくいのは当たり前。


                                    つづく