暖かく無関心なホットする人(P君) 143話

 二人はケーキ屋を後にし、インプレッサに乗り込んだ。そこから傍の100円ショップに車で移動した。午後4時5分だった。D君は初めて100円ショップに入った。「安い割に
結構いい物があるね。」「そうでしょ。わたしも、この店によく来るの。」「リカちゃんの、お勧めの物は何かな。」「もう2月だから、これから使う春物なんか役に立つと思う
。」「これなんかどう。」「いいね。」「これもいいかも。」「なるほどね。」
 夕方5時になった。「リカちゃん、そろそろ夕食の時間だけど、家に帰らなくてもいいの?」「大丈夫、ときどき夕飯は外で外食しているから、一様、家に電話してるから。」
「そうなんだ、じゃあ心配ないね。」「ちょっと待って、今うちに電話するから。」
「ブルルル、ブルルル。はい加藤です。」「あっ、ママ、今晩8時ごろ帰るから、夕飯は
家で食べれない。悪いけど皆に言っといて。じゃあね。」
 「ママが出た。この歳で家で、ばっかり食事と言うのもね。」「じゃあママからのOK
を貰ったんだね。8時までに帰ればいいんだね、今、夕方5時5分だから、この辺で夕食
して、7時30分に帰るっていうのはどう。」「賛成」「この辺で、美味しいレストラン
あるかな。」「コーチは何が食べたいですか?」「そうだな、イタリアンなんかいいね。
」「それじゃ、すぐそこのOOOOなんかどう。」「いいね。」


                                  つづく