暖かく無関心なホットする人(P君) 142話

 二人はいつの間にか、彼氏彼女の関係になっていた。ケーキ屋の二階には大勢の女子
がいたが、一人も男子は居なかった。「もっとこの店のいろいろなケーキを食べたいな。
一日一個しか食べらないけどね。僕はそれほど甘党でないけど、このケーキは別格だよ。
こんな値段でホントにいいの?」「えー。うれしい。コーチも、この店のファンになったね。」「うん。今日から男性ファン1号だよ。また今度の土曜日、この店でケーキ食べよ。」「うん。いいよ。」
 二人はケーキを食べてしまうのが、もったいないようにゆっくり食べた。「リカちゃん
、まだ4時だから、これから100円ショップに行かない?さっきリカちゃんが来るまで、あの店で面白い物を見つけたんだ。」「えー、なになに。いいよ。一緒に行こ。」


                                  つづく