暖かく無関心なホットする人(P君) 139話

  午後1時45分になった。D君はアパートを後にした。インプレッサで走りながら、
「あのケーキ屋だったら、ここから車で30分で行ける。」彼は昨日イオンで買った、
白いセーターと黒いジーンズと革ジャンを着ていた。「ちょっとワイルドかな、でも
中に白いセーターを着ているので、このギャップがいいかも。」と彼は勝手に思っていた

 車は2時15分に例のケーキ屋に着いた。彼は近くを見渡した。「あっ、あった。あの100円ショップだな。」彼は30mぐらい離れたその店に車を付けた。店の前に駐車し、店の中で暖を取った。「けっこう楽しい店だな。そうだ、ケーキを食べた後ここでデート
というのは結構いいかも。」
 2時30分ピッタリにリカちゃんが来た。「さすがリカちゃん、時間ぴったりだね。」
「あっ、コーチ。待ちました?」「いや、さっき来たとこだよ。」「じゃあ、ケーキ屋
に行こ。」
                                  つづく