暖かく無関心なホットする人(P君) 120話

 13時30分、彼らは車に乗り傍のイオンに向かった。D君は車の中で「僕たちはいつも
一緒だね。何かのグループみたいだね。ダイゴみたいにアルファベットにしますか。
SMAPみたいでかっこいいよ。」「桜井さんのS、ガッキーのG、リカちゃんのR、
D太郎のD、だからSGRD、どうかな。ちょっとダサいな、どこかのガソリンスタンド
みたいだ。SDHRっていうのはどう?桜井さんのS、D太郎のD、ガッキーの本名は寛子
だからH、リカちゃんのR、SDカードみたいだね。これも変だね。」そんな話をしているとイオンに着いた。
 イオンで冬物バーゲンセールをしていることを知っていた彼女達は、その店に走って
行った。
 14時50分、スターバックス前で「リーダーのR、ガッキーのG、リカちゃんのR、
D太郎のDでRGRDでどうですか?」とD君は言った。「なかなかいいね。」とリーダーは言った。
 15時ちょうどに彼女達は走って、大きい紙袋を持って来た。「ぎりぎりセーフ。」ガッキーが言った。「ごめん、待った。いま冬物バーゲンセールをやってるので見ていたら、欲しくなって沢山買っちゃった。」
 彼らは店内に入って空いている入口近くのテーブルに座った。コーヒーなどを飲みながら、「待っているとき僕たちのグループ名を考えてたんだ。リーダーのR、ガッキーのG
リカちゃんのR、D太郎のD、あわせてRGRDだよ。」とD君は自信満々だった。


                                  つづく