暖かく無関心なホッとする人(P君)3246話

 19:20


ランナー📱 「----はい、木原ランです。」


KK📱 「ランナー、KKだけど今電話していい?」


ランナー 「もちろん。」


KK 「あさっての事だけど、待ち合わせ場所と時間をまだ知らせてなくて今頃に
   なっちゃってごめんね。」


ランナー 「そんなこといいんだって。」


KK 「墨田区でデートするんだよね。」


ランナー 「そう、まず行きつけの「もんじゃ焼き」屋にKKを連れていきたい。その前
      にまだ待ち合わせ場所と時間を聞いていなかった。」


KK 「そうだった。言うからメモしといて。」


ランナー 「OK。----言っていいよ。」


KK 「場所は「つくばエクスプレス線」の浅草駅、時間は11時。」


ランナー 「ちょうどよかった。その駅から歩いて30分ぐらいのところに私行きつけの
      もんじゃ焼き屋があるから、そこでお昼にしよ。」


KK 「行きつけっていうことは、しょっちゅう行ってるの?」


ランナー 「そう、だってその店のマスターが私の伯父さんだからね。」


KK 「そうだったんだ。おじさんって父方?母方?」


ランナー 「私のお母さんのお兄さん。」


KK 「じゃあ小さいころからランナーは伯父さんに可愛がられたでしょ。」


ランナー 「そうらしいけどね。伯父さんには3人の子供がいるんだけど、3人とも男
      。よっぽど女の子がほしかったみたいで、私が店に行くといつも大喜び
      でね。一時は本当の自分の子にしたかったみたいでね。もちろん父と母は
      大反対したけどね。」


KK 「そりゃそうだよ。」


ランナー 「その店から約300mのところに私の住んでいる家があるの。」


KK 「そうなんだ。」


ランナー 「そのあとどうする?どこか行きたいところある?案内するけど。」


KK 「そうだね。恥ずかしながらまだ一度も東京スカイツリーに昇ったことがないんだ
   。」
ランナー 「じゃあ決定ね。東京スカイツリーを案内する。」


                                     つづく