暖かく無関心なホットする人(P君) 107話

 北陸新幹線は軽井沢8時59分に着いた。彼らは駅を出て、駅前にあるバス停で、
軽井沢プリンスホテルスキー場行のバスに乗った。スキー場までは10分ぐらいで着く。
外の気温を示す電気表示板を見ると、-10度だった。彼らの乗ったバスの中は彼ら以外に10人ぐらいの人がいた。このスキー場は東京からのアクセスがよく、新幹線で1時間と言う事もあってD君は昔よく来ていた。バスは、あっという間にスキー場に着いた。
 彼らはバスから降りた。D君以外の人はレンタルスキースノボーの店に行った。
彼らは戻って来た。リーダー達3人はスキー、後の人はスノボーだった。「そういえば
朝、東京駅でリーダーは森三中大島さん似の人を田中さん、磯野記理子似の人を松山さんと言っていたなあ、あとイノッチと剛君とリーダーの本名も知らないな、このスキー場で分かるといいけど。」とD君は思った。
 リーダーは「お昼は、そのレストランで皆一緒に食べたいと思います。それまでは
自由行動です。」と言った。スキー組とスノボー組は別行動をした。イノッチと剛君は
ペアで、ガッキーと加藤美香さんがペアに、ということはD君とリカちゃんがペア。
D君の心臓は急にドキドキし始めた。
                                 つづく