暖かく無関心なホットする人(P君) 101話

 2月1日(水)、D君は朝6時に起きた。室温は12度だった。2月に入り少しは寒くなくなった。でも今年の冬は青年会の皆のおかげで、体は寒かったが心は暖かかった。
布団の中からリモコンでエアコンを20度に設定しONにした。部屋が暖かくなってくるまでホットコーヒーを飲んでいた。暖かくなってきたので洗面所に行って朝の支度をした。
それから台所へ行って、いつものメニューを作った。
 7時になりTVでNHKニュースを見ながら朝食を食べた。「今晩読むマラキ書で旧約聖書
は終わりか。いよいよ明日から新約聖書だ。目的もなく旧約聖書を読むのは疲れる。でも
自分には、どうしても旧約聖書を知る必要がある。それはイスラエルの民の一員になれば
聖書が理解できるようになるはずだ、彼らと同じ気持ちにならなければ、どうして旧約
、古い契約の代わりに。新約、新しい契約が出来たのか、知りたかった。からだ。
今晩のマラキ書は4章しかない。時間はたっぷりある。旧約聖書を読み切った自分に何か
ご褒美をあげようと思いながら、彼はアパートを出た。


                                 つづく