暖かく無関心なホットする人(P君) 100話

 1月31日(火)、D君は6時に起きた。室温は11度だった。彼はベッドでエアコンの
リモコンを20度に設定しONにした。部屋が暖かくなってくるまで、温かいコーヒーを
飲んでいた。部屋が暖かくなってきたので、洗面所に行って朝の支度をした。それから
台所で、いつものメニューを作った。7時になったのでTVのNHKニュースを見ながら、
朝食をした。今晩読む予定のゼカリヤ書をみると14章だった。「14章か。ちょうどいい長さだな。」と彼は思った。
 会社から真っ直ぐアパートに帰って来た彼は、部屋に入りエアコンを20度に設定しON
にした。「今晩のゼカリヤ書は14章と割と短いので時短することは無いな。時間が十分
あるし、この間買った肉が沢山あるから、またロールキャベツを作ろう。」と思った。
 ロールキャベツ作りは簡単だ。洗ったキャベツの葉っぱに挽肉を入れ、くるくる巻いて爪楊枝で刺し、沸いたお湯の中に入れるだけだ。それを温かい、ご飯で食べると美味しい。いつも飲み物で困るなあ。どうしようこれから作るのはめんどくさい。そうだ、
クノールカップスープがあったはずだ。それは、お湯で溶かすだけだから簡単だ。ミカン
も、この間買ったので一緒に食べよう。彼は、それらを夕食にした。
 7時になったので、ゼカリヤ書を開いた。ゼカリア書もハガイ書と同時代に書かれた書
だ。ゼカリヤ書は主を裏切り偶像礼拝の罪に陥ったイスラエルの民を、それでもまだ彼らを、ねたむほど愛しているという神様からのメッセージだった。