暖かく無関心なホッとする人(P君)2993話

 午後12:42 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君は思った。(KKはアドバイスどおり今日はランナーにアプローチしないつもりだ。
それはいいんだけど。誰かがKKの存在を知らせないとマズいな。僕しか出来る人はいないな。他人が持ち上げるのは真実味があっていいけど。自分で言うのは嘘くさい。)


D君 「ここにいるKKとは同期入社だから、もう20年以上の付き合いなんだ。こいつは
   仕事のできるやつでね。富山の実家が印刷屋なんだ。KKは次男でね。お兄さんが
   家の仕事を継いでいるんだ。小さい頃から本とかを作る工程を見てるせいか、
   とにかく仕事が早いんだ。」
KK 「やめてくれよ、はずかしいじゃないか。」
D君 「まあいいじゃないか。それとこいつのアパートに遊びに行ったとき、今新宿の
    近くの「明大前」駅の傍に住んでいるんだけど、そのアパートで自炊して旨い
    料理を振舞ってくれたよ。」
KK (うそだ。俺はたいした料理なんて作っていない。でもいいか。Dがいろいろ持ち
   上げてくれた。次男で都会で一人暮らし、仕事が出来て、料理も上手い。いい物件
   だとランナーの心にインプットできたんじゃない。)
                                    つづく