暖かく無関心なホットする人(P君) 87話

 1月28日(土)、D君は6時に起きた。別に今日は土曜日だから、もう少し寝ていてもいいのに彼は、そうしたくなかった。就職してから10年以上このリズムが体に染みついているので自然に起きてしまう。どんなに遅く寝ても朝には強かった。部屋の温度は11度
だった。布団の中からリモコンでエアコンを20度に設定してONにした。コーヒーを飲むと、シャキーンとした。いつものように朝の支度をした。「そうだ今日は土曜日、
自分へのご褒美の日だ。出かけて何か美味しい物を食べよう。」と考えた彼は「かつ丼
がいいな。いつものラーメン屋で食べよう。」と思った。それから、いつものメニュー
の朝食を作った。7時のNHKニュースを見ながら朝食を食べた。「明日は教会で青年会の皆に会うし、もうじき軽井沢にも行くから、何か新しい服を買いたいな。よしイオンで服を買ってから帰りの夕飯に、かつ丼を食べて帰ろう。」と彼は思った。
 彼は車の中で思った。「明日の朝も雪が積もって居れば、超ラッキーだな。」道路の雪は、すっかり解けてしまった。彼はイオンの、いつも行く洋服の店に入り、軽井沢でも
暖かい厚手のコートを探した。見ると段々暖かくなってきたせいか、30%OFFだった。
彼は迷わずグレーのコートを買った。それからABCマートに行きブーツも買いに行った。こちらも30%OFFだったので、目移りしながら買った。腕時計を見ると11時30分
だった。お昼はどうしようかと思った彼は「あまりお腹が空いていないから、お昼は
うどんにしよう。」と思った。


                                 つづく