暖かく無関心なホッとする人(P君)2846話

 午後8時30分、D君はリーナの実家での恒例のカレーの夕飯を食べ終え、車で
アパートに帰って来た。リーナがシャワーを浴びている間、アイスコーヒーを飲みながら
TVを見てボーっとしていた。そのときなぜかまたディファレンシャルギアのスパイダーギアのことを思い出した。
D君 (そうか、わかった。どうしてフリーギアのスパイダーギアがFF車の場合、左右の
前輪に必要な分の異なった動力を伝えるかを。どういうわけか大学で理数系を専攻したせいか、こういったオタクぽいことを考えることが好きなんだな。人によっては車がカーブ
できるなんて当然だとしか思わないけど。車がカーブ出来るのは、まずドライバーが右折
したいという意志をもちハンドルを右に切る(これは神様があるクリスチャンをこう用い
たいと思うのに似ている。)それで車の左右のタイヤが右に曲がる。すると車の左右の
前輪のドライブシャフトがそれぞれに必要な回転数に回転し始める。その左右の異なった
回転数を瞬時にかつ自動的に計算して、スパイダーギアは回転し始める。だからスパイダーギアはフリーギアじゃないといけないんだ。だから人の心も頑なだと神様がハンドルを切っても上手くカーブできない。だから頑ななクリスチャンを神様は用いられないんだ。
その大事なデフをロックするデフロックと言う機能もある、これはまた暇なときに考えてみよう。)
                                    つづく