暖かく無関心なホッとする人(P君)2834話

 午後1時55分、
リーナ 「コウちゃんは一人暮らしなの?」
コウちゃん 「ええまあ、そうですけど。」
リーナ 「キムタクは一人暮らしで家事全般が出来て、ルックスはバッチリだし
     これ以上なにが不服なの?今だから言えるけど、サッシーは俳優のキムタクの
    大ファンだったの。もし彼女が結婚していなかったら無理やり取られちゃう。」
コウちゃん 「そうだったんですか?」
リーナ 「彼の何が不服なの?」
コウちゃん 「彼よりもっといい人が現れるんじゃないかと?」
ガッキー 「いいこと教えてあげようか。私も前はコウちゃんと同じように思っていたけ
      ど、スーパーで売っているリンゴの事を思ったの。」
コウちゃん 「リンゴ?」
ガッキー 「そうリンゴ。スーパーで売っている美味しそうなリンゴから先に売れていく
      よね。もしそれを見つけても「後で買えばいいや。」なんて思ってその場を
      離れたらどうなると思う?」
コウちゃん 「それは危険。」
ガッキー 「だよね。他の人に取られるよね。待ってなんてくれないよね。人もそれと
      同じ。いい、よく聞いて。だいたい9割の男性はイケメンじゃないの。
      イケメンだと思ったら、だいたい彼女がいると思って。彼のようにイケメン
      でフリーの人なんてうんと珍しいの。彼を見逃したら彼以上の人なんて現れ
      ないよ。」
                                     つづく