暖かく無関心なホットする人(P君) 79話

 1月24日(火)、D君は6時に起きた。エアコンのスイッチを入れ、20度に設定した。
ベッドの中で今晩読む聖書の哀歌が気になりペラペラ見ていた。昨晩読んだエレミヤが書いたと桜井さんは言っていた。哀歌は5章と短かったので、その次のエゼキエル書を見ると48章だった。「この二つを読めば53章とちょうどいい。」と彼は思った。そんなことを思いながら、コーヒーを入れた。
 部屋が暖かくなってきたので、洗面所に行って朝の用意をした。それから朝食の準備
をした。彼はあまり食べ物にはこだわらなく、好き嫌いも無かった。だからか一人暮らし
してからずっと朝食はパンだった。ま、めんどくさいというのもあったので、朝はご飯
よりパンだった。いつものようにトーストを作って、ジャムを塗った。いつものメニュー
を、7時のNHKニュースを見ながら食べた。「今日も会社帰りにスーパーに寄って行こう
。焼肉弁当は美味しいけど、毎日食べているのは体に良くない。明日の晩のダニエル書
から、そんなに長くないので、あしたから夕飯を作ろう。今日はおでんを食べたいので
やっぱりコンビニに寄って行こう。それとこの間買った、赤いきつねを夕飯にしよう。」


                                 つづく