暖かく無関心なホッとする人(P君)2749話

D君 「このコーナーは自己紹介だったから、唐沢君が話した方がいいよ。」
唐沢 「それではちょっと自己紹介をさせてもらいます。名前は唐沢浩平と言います。
    歳は27歳ですが3月生まれなので、もうじき28歳になります。実は教会に来るの
    は初めてじゃないです。小学の4年生から6年生まで日曜学校に通ってました。
    というのも、クラス替えで4年生から同級生の親友が牧師の息子で彼に誘われて
    行ってました。自分の家庭は仏教ですが家族はとくに教会に行くことに反対は
    していませんでした。でもおかしいと思います。ほとんどの若者がクリスチャン
    でもないのに、教会で結婚式を挙げるのに、お葬式はお寺で挙げるって、何でも
    ありのご都合主義が日本人だと思います。」
Bさん 「いいところに気が付いたね。最近、僕が書いた本「仏教は全てフィクション
     だった。それでもあなたは信じますか?」をあげるから、家に帰ったら是非読
     んでみてね。」
唐沢 「いいんですか、すみません樗澤さん。」
Bさん 「もちろん。その本を読めば、どんなに仏教というものがインチキで信じるに
     値しないものかよくわかるよ。よく「触らぬ神にたたりなし。」っていうけど
     仏教のなりたちや実態を知ろうとしない、近づくとたたりにあうと思っている
     のがほとんどの日本人なんだと思う。でもおかしいと思う。実態を明らかに
     しないのは、実態がバレるとまずいことに決っている。何もやましいことが
     なければ事実をオープンにする。犯罪を犯した犯人は警察から逃げ、嘘八百
     を並べ、絶対本当のことを言わない。真実を隠す。仏教もこれと同じだよ。」
唐沢 「その本、面白そうですね。家に帰ったらさっそく読んでみます。」
Bさん 「それと唐沢君は進化論のことをどう思う。」
唐沢 「今の科学では肯定的ですよね。僕はよくわからないので「そうなんだ」としか
    言えません。」
Bさん 「それが罠なんだ。僕はダーウィンの伝記を読んだんだ。それまでダーウィンが
     進化論を発表したんだから当然、死ぬまでその説を絶対正しいとしていた。と
     思っていた。でもそうじゃなかったんだ。」
唐沢 「違ったんですか?」
Bさん 「驚くかも知れないけど、彼は死ぬ直前になって、自分が発表した説が間違えで
     クリスチャンになったそうだよ。」
唐沢 「えー!そうだったんですか。」
                                    つづく