暖かく無関心なホッとする人(P君)2741話

 午後0時、D君と後輩の唐沢はオフィスを出て、、、、、、、4Fのエレベーターに乗り
ーーーーーーーー1Fで降り、、、、、、、、オフィスビルを出て、右に曲がり、、、、
100mぐらいの所にある蕎麦屋に入った。
店員 「いらっしゃいませ。」、、、、、、、、二人は店の一番奥の席に着いた。
D君 「唐沢君のお昼はいつもコンビニ弁当なの?」
唐沢 「そうなんですよ。意外と節約家なんで。この辺は家賃が高いですからね。」
店員 「ご注文はお決まりですか?」
D君 「僕は海老天蕎麦。唐沢君は?」
唐沢 「同じです。」
店員 「かしこまりました。」
D君 「そういえば唐沢君は車を持っていないって言ってたね。」
唐沢 「そうなんです。なにしろ車の維持費は高いですからね。アパートの家賃も
    出来るだけ安い所を見つけたんです。会社から近いんで歩いて通えますから。」
D君 「堅実だね。唐沢君は。イケメンなのにチャラくないね。モテモテだろ。」
唐沢 「まあボチボチですけど。」
D君 「彼女は今いるの?」
唐沢 「それが今はいないんです。」
D君 「今はいないということは、前はいたの?」
唐沢 「ええ2人ほど付き合いましたが別れました。」
D君 「失礼かも知れないけど、前の彼女の事を聞いてもいいかな?」
唐沢 「いいですよ。もう奇麗さっぱり吹っ切れましたから。そうですね最初の彼女とは
    僕が大学生のころから付き合っていました、同い年でした。でも大学卒業と同時
    に僕は東京に残り、彼女は地方の遠距離恋愛になってしまい、段々会う機会が
    少なくなったせいか自然消滅しゃいましたね。お互いまだ子供だったんですね
    。それにそんなに好きじゃなかったんですよ。きっと。」
そのとき店員が注文したメニューを持ってきた。
D君 「じゃあ冷めないうちに食べよう。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
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D君 「で、2人目の彼女は?」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
唐沢 「彼女とは合コンで知り合いました。僕が24歳で彼女が23でした。とにかく彼女
    は気が強い人でした。美人で若いからかもしれませんが、しょっちゅう喧嘩
    ばかりしてました。でも我慢して付き合ってましたが2年が限界でした。もし
    あのまま結婚していたらすぐ離婚してたでしょう。」。。。。。。。。
D君 「ということは、去年のクリスマスは一人だったの?」。。。。。
唐沢 「ええ、27歳のクリスマスはクリぼっちでした。」。。。。
D君 「なんだそうだったのか。それなら教会のクリスマスに誘えばよかった。」


                                    つづく