暖かく無関心なホットする人(P君) 72話

 四人は教会の会堂に向かった。いつもの場所が開いていたので、そこに四人は座った。
「まるで、この場所は僕たちの指定席だね。」D君は桜井さんが僕たち、と言ったことが
嬉しかった、そこに牧師先生が来て「OOさん、よくいらっしゃいました。大雪で大変でしたでしょう。」と言うと、D君は「おはようございます。この間は、ありがとうございました。」と言った。
 礼拝が始まった。今日のメッセージは創世記4章だった。4章はカインとアベルの物語だった。D君は、すっかり教会に溶け込んでいた。ここが自分の居場所だと思った。礼拝が終わると桜井さんに言った。「桜井さんも車で、ご一緒して下さい。」桜井は「えー。悪いですね。」D君は「昼食は何が食べたいですか?」するとガッキーが「ラーメンが食べたい。」と言うので、D君は「それなら僕がいつも行く、ラーメン屋に行きましょう。
結構おいしい店ですよ。ここから5分ぐらいで行けますよ。」と言った。
 そのラーメン屋に着いたので、四人は店に入った。メニュー表を見ると、ガッキーは
「私は野菜ラーメン。」リカちゃんは「醤油ラーメン」桜井さんは「五目ラーメン」D君
は「とんこつラーメン」を選んだ。
 ラーメンを食べながらガッキーは言った。「私たち4人は特別な関係だね。」それを聞いて里香は「うん、そうだね。まるで兄弟みたい。」桜井さんは「長男は僕、次男はOOさん、その妹は寛子さん、末っ子は里香さん、昔、はやった「一つ屋根の下」みたいだね。」それを聞いてD君は嬉しかった。