暖かく無関心なホッとする人(P君)2688話

 午後4時35分、Bさんは憤慨していた。でもどこにこの怒りをぶつけていいのかわからなかった。一つ怒りの矛先を見つけた。それは科学者たちだった。彼らがダーウィンの
晩年を知っていたかどうか知らないが、進化論を発表した当時の事しか報じないで、
自分たちに都合の悪いことは隠しておいた。それはまるで某政党が自分達の政党に都合
の悪い事実を国民に隠しておくのと似ているようだ。B氏はプロジェクションマッピング
のことを思い出した。その映像を遠くから見れば、実際にそれがあるように思うが、
それに近づくとそこには何もないことがわかる。自分がダーウィンの晩年を調べたから
事実がわかったからいいようなもの、調べなかったら一生、騙されたままだった。
もし科学者たちがこの事実を知っていたら、進化論を推し進める人にはならなかっただろう。しかし残念ながら進化論信奉者でなかったら、この日本ではいろんな面で非科学的
として通用しない人にされてしまう。Bさんがその後調べてみると、アメリカや韓国では
創造論(聖書の創世記を元にしている。)と進化論(ダーウィンの晩年まで教えているか
知らないが。)の両方を教えているそうだ。それは日本とかなり違うことだと思った。
それは日本での伝道の大きな足かせになっていると思った。とにかくBさんは進化論と
いうプロジェクションマッピングに近づくと、そこには何もないことがわかりまた一つ
クリスチャンになるための足かせが解けた。
                                    つづく