暖かく無関心なホットする人(P君) 60話

 D君は会社帰りにスーパーに立ち寄り、夕飯にする焼肉弁当を買ってアパートに帰って来た。部屋に入ったら、まずエアコンのスイッチをいれ20度に設定した。部屋が暖かくなってきたので、焼肉弁当を食べた。今は6時30分、まだ7時まで30分ある。彼は青年会
で来月行く、軽井沢プリンスホテルのスキー場のことを考えていた。「あのスキー場に
また行けるなんて。今度は9人の大勢で。前は大学の友人3人でいったなあ。里香さんは
自分より10歳ぐらい年下だ。自分が12歳の時、まだ3歳の赤ちゃんだ。その子に向かって里香さんは、おかしいだろう。里香ちゃんでいいんじゃん。自分だってD太郎って呼ばれてる。ガッキーだって寛子さんって言われるより、ガッキーに似ているからガッキーだ
と言われた方が嬉しいだろう。よし今度あったら、リカちゃんガッキーでいこう。」そう
思っていたら、なぜか笑えてきた。
 7時になった。今日は詩編の51篇から100篇まで読もう。と思った。
 
                                   つづく