暖かく無関心なホッとする人(P君)2604話

 午後2時5分、
Bさん📱 「、、、、、、、、はい樗澤です。」
D君📱 「もしもしすみません、お休みの日に。OO編集者のDです。」
Bさん 「あっ、D君。どうしたの今日は?」
D君 「実はですね。先日出したクリスマスカードは届きましたか?」
Bさん 「ああ、届いてるよ。」
D君 「そうですか。実は今日、自分が行っている教会のクリスマス祝会が今晩6時から
   行われるんです。」
Bさん 「そうだよね。今日だった。」
D君 「つかぬことをお伺いしますが、今日なにか予定はありますか?」
Bさん 「特に何も予定はないよ。」
D君 「そうですか。それでしたら僕と一緒に教会のクリスマス祝会に行きませんか?」
D君は一緒に行ってみませんか?という言葉は魔法の言葉だと思っていた。ただ誘うだけなら、たとえ興味があっても人は行こうとしない。でも一緒なら、それは車に例えれば
自分は運転しなくていいから、誰かに運転してもらうようなものだ。だから楽だ。誰かが
同伴してくれるのはとにかく気楽だ。教会に行くハードルがいっきに下がる。昔、自分が
クリスマスの日に初めて勇気を出して一人で、教会の玄関の扉を開けたのと格段の差だ。


                                     つづく