「重い人」

 これは、その人の事を考えると気が重くなる人の事です。今はクリスマスプレゼント
をどうしようか?と思う人が多いと思います。まだ付き合ってもいないのに、高そうな
プレゼントを渡す人は重い人です。渡された人は、その金額に合致した付き合いをしなく
てはいけないので、まだその気が無いのに、そんな高級な物をプレゼントされたら、それ相応の対応を求められているようで重い人に感じ引いてしまう。だから、その人との距離感は大切です。プレゼントは、その人との距離感に比例すると思います。これを無視して、自分の気持ちだけで決める人は多分、相手には重い人に思われてしまうでしょう。
 これはクリスマスなどで教会に初めて来る人も同じです。興味本位で、嫌々ながらも、
友人(クリスチャン)が、しつこく誘うので、仕方なく教会に来たかも知れません。
そういう人に向かって、熱くこの時しか救いのチャンスがない。と伝道するかも知れません。が、それは、まだそれほど親しくない人から高価なクリスマスプレゼントを渡された
最初の人のようです。
 そうではなく、「また、この教会に来たいなあ。」と思ってもらうことが大切です。
居心地の良い教会を目指したいです。初めての教会に来る人は緊張しています。でもそれはチャンスです。初めて教会に来た人の立場に立ってみると、不安しかありません。ですから教会に誘った人に頼りたくなります。もし友人を通してでなく、たった一人で教会に
来た人なら、その人に寄り添ってくれる人がいたら、とてもうれしいでしょう。まるで
「よきサマリヤ人」みたいです。ある本で読みましたが、精神的に病んでいる人に対して
は、「あたたかく無関心」が良いそうです。病んでいなくても全ての人に、「あたたかく無関心」で接するのは良いと思います。誰でも他人にプライベートなことは話したくないと思いますが、あたたかく接してほしい(あたりさわりの無い話題、本人から遠いほど
良い。)と思っています。そんなサポートしてくれる頼りになる人が傍に居たら、とても
うれしいでしょう。そんな感じで初めて教会に来た人に接したら良いと思います。

 そうすれば初めて教会に来る人は、その人のファンになるでしょう。「あの人が、あの
教会にいるから、また教会に行ってみたい。」と思うと思います。大事なことは、その人と一緒にいると緊張しないような人。になることです。ポイントは3つです。1つ目は
、プライベートなことは聞かない。2つ目は、熱くなりすぎない。(まだそれほど求めていないかも)3つ目は、本人のペースにあわせ、そっと見守る。です。福音書を見ると、
アンデレが兄のペテロを誘い、多分ヨハネも兄のヤコブを誘ったでしょう。アンデレも
ヨハネも、そんな感じでしたでしょう。